ワタシ編集局

伊丹、尼崎。街を舞台にした様々な活動の記録です。

永楽亭哲学カフェ〜人は変わるか〜 開催報告

11月12日(日)13:30〜 開催した哲学カフェの報告です。

7人で話をしました。

人は変わるかという大雑把なテーマに戸惑う声もありましたが、自分自身の変わっていった体験に引きつけた多様な話を聞くことができました。

十八歳ごろまでに人は出来上がっていくので、それ以降は変わらないのだという話がまずあって、そのことへの反発として人間は生涯変わり続けることができるんだという言説。そして十八歳以降の変化についての意見交換がありました。

社員教育によって、潜在的な能力を引き出してもらうことができる。

役割、地位によって変わっていく。

地位が上がれば悪人になる。

高齢者も変わり続ける。

中身は変わらないけれども、行動を変えてみる。そうすることで質的な変化をもたらすことができる。

今回、面白かったのは自分自身が変わった体験の語りが多かったことです。

・元来、理系人間で読書嫌いだったのが、文学全集を読破するというノルマを自らに課すことで無理やり自分の生き方を変えていった人

・病気で苦しんでいた日々、自分でその病気の根本原因を発見し、食生活の改革を通じて、新しい世界観を獲得していった人。

・80キログラムあった体重を一念発起してダイエットを貫徹した男性。ダイエット中は苦痛はなく、変わっていく自分に喜びを感じていたそうです。

 

続けていくことで、たとえ結果が出なくても、何かを得られるはずだ。それは変化に通じる。変わっていく自分を感じることは喜びだ。

しかし、変化を感じられなければ続けられないこともまた真実。

人との出会い、環境の変化がなくても、変わりたいという内的欲求を持つことで人は変わることができる!

 

最後に個々人が変わることで、広く社会を変えることができる、という話がありました。

ーみなさんはどう思われますか。